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2011年 03月 30日
3月11日、私は母と一緒に日本の静岡県にいました。私の今現在の生活はこの何年もバンクーバーですが、1月中旬から日本へ行っていました。母の手術と入院が決まり、手伝う事がたくさんあったし、心配もたくさんあって一緒にいたかったから。私は一人っ子なので、母も、もちろん私も何かの時にはお互いを必要とするし、頼りにし合っている仲なのです。
手術も成功し、約1ヶ月の入院期間中も週毎に良くなって行き、退院してから家での静養が1ヶ月を経とうとしていた頃、そろそろバンクーバーに戻って生活を始めないとと考えていた頃でした。 最初の地震から数分事に来る終わりの無い余震。こんなに余震は多いのか?と母に尋ねると、これは普通の地震ではないなあ、、。と。テレビでは震源地は東北。私は静岡県。へ?東京のテレビ局も さっきからずっと揺れてる。テレビでの地震速報の音は夜になっても続く、続く、続く、、、。 都内での帰宅難民の映像を見て、いったいどうなってしまったのか、自分の目も信じられず、津波の映像見ても、家が車がいとも簡単に流されて壊されて。それでも余震は数カ所でまだ続いていて。 日本は壊れてしまうの?本気で思った11日の夜。朝はラジオのニュースで今度は新潟と長野の境で起きた地震のニュースで目が覚めた。昨日の嘘のような現実と日付けが変わって次の日の朝なのに昨日の続きのわけわかんない現実の朝。テレビはどこの局も地震のこと、新聞も地震。言葉にならない ショックと、同じ国にいながらたまたま被害に遭わなかった私の現実。その日も次の日も母も私もテレビに釘付けで見ていた。被災地の様子といつ自分の所に来るかもしれない揺れへの不安。 11日の夜から私が日本を離れる16日まで(母はその後もずっと)枕元と外へ出る所には最低限必要な物を詰めたリュックと、懐中電灯をいつも置いておいた。 何回電話しても繋がらない航空会社、鉄道会社。やっと繋がっても、明日はどうなるかわからないという返事。それでも私はカナダへ戻らないとならない。少しずつ道路、鉄道が動き出した。少しずらした帰りの日にはもう少し回復して行くだろう。そう思いながら数日を過ごしていた出発の日の前日の夜。静岡東部の震源地で地震が発生。 私の家はそこよりずっと西だけど、揺れた。前よりはっきりとわかりやすい揺れで、揺れた。はあー。また明日繋がらない航空会社へ電話か、、、。東京の友達から電話がきた。子供も仕事もあって忙しいのに。夜遅いのに。明日の出発はどうなるの?私の事を心配してくれた友達。声を聞いて少しほっとして笑えた。友達っていいなって思った。その後も数回小さい余震が続き、母も私もその日の夜はいつ外に飛び出てもいい格好で寝る事にした。でも、二人とも寝れなかった。時々目を覚ましては生きてる!母がいる、そんな確認をしていたと思う。 次の日の朝。6時前に起きてテレビをつけて、鉄道の情報が聞けるところへ電話をして昨日の地震が交通網にどのくらい影響しているか知りたかった。運休していたら空港には行けないから変更しなくてはならない。チケットが無効になってしまう。地震が起きてから朝まで幸いにも大きな揺れが無かったからか、新幹線は通常通り運行。私も母もこの状況で重い荷物を持って空港に行くのは不安はあったけど、途中に大きな地震が無い事を願って家を出た。新幹線が今日動いていても明日はわからない状況。 静岡駅まではちょっと無理なお願いをして知り合いの方に車で送ってもらい、予定通りのひかりに乗って東京駅まで行く事ができた。私が乗った車両には8人ぐらい他に乗っていただけで、あんなに空っぽの新幹線を見たのは初めてだった。昨日の地震でいろんな予定がキャンセルになったんだろうなと思った。東京駅からはバスで空港に着いた。高速道路もすごい空いていた。家を予定よりずっと早く出たのと、バスをあまり待たずに乗れたので、搭乗時間まで4時間も時間があった。空港でも地震があった。 母の手術と入院と、地震。私がお婆さんになっても忘れないだろうな。見たもの、聞いたこと、そしてあの揺れの感覚と不安。 私が生まれ育った国から私はこれから離れて、2ヶ月と少しの間合ってない旦那さんのいるバンクーバーに戻ろうとしている。こんなに大変な時に日本を離れるのか。ごめん、ごめんよ。そんな気持ちになった。母も大事。旦那も大事。日本も大好き。いつかまた戻って来れる祖国があるから異国で暮らすことができた。不安な現実から安全な場所に逃げるんではなくて、私にはまた違うもう1つの現実の生活が待っている。そして、そちらも早く開始して行かないとならない。今後何か私に、私の周りに起こったらその時に一番良いと思える選択をして決断して解決しよう。先の事は考えない、考えない。 今できることをやって生きて行くだけ。 昨日久しぶりに小川さんに会った。彼は日本警察消防スポーツ連盟に所属していて、ボランティア救助復旧支援隊として被災地復旧作業及び行方不明者の生存確認の活動の為4月にもう一人と一緒に日本へ向う。ちゃんと訓練と経験を積んだ彼らを私達も応援していて、ほんの少しだけど募金を渡して来た。 彼らの活動の足しになればと。彼の行動力には私達はいつも感心してしまう。彼の思いと行動は現実になり成し遂げている人。人の強い思いが行動になり、現実になって進んで行く。目に見えない気持ちもどこかで繋がって通じ、伝わると思うから、バンクーバーにいるたくさんの人達が彼らを応援していて 日本でのお二人の活躍を願っています。詳しくはこちらから。
by everyday-linden
| 2011-03-30 12:31
| 日本/静岡
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